第二章

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「どこ連れてく気?」


蒼穹は「歓迎会」とか何やら言いながら私の首輪を引っ張りながら歩く。



首輪をつけられていること自体不愉快な私は、蒼穹の手を振り払おうとする。



「ちょ、離してよ」


「えー、駄目だよ逃げる気満々なんだから」



叩いてもつねっても、私の首輪を持つ蒼穹の手は反応すらしない。




「ムカつく」


「ははっ、流李ちゃんは活きがよくて可愛いね」



あの赤と青の異空間の部屋の中央にある地下へと続く道から、首輪を引かれ螺旋階段を下りること五分くらいだろうか。



暗い螺旋階段の下に光の漏れる大きな扉が見えてきた。




「まずはお風呂に入って化粧とか落とそうね」


「お風呂?」


扉の前に着くなり蒼穹は私に服を脱いでと言った。


無論私は脱がないし、蒼穹の顔すら見ない。


すると蒼穹はため息をつきながらもその扉を開けた。


そして暗闇だった螺旋階段を照らし出す溢れんばかりの光は、白い光ではなく、オレンジ。


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