第三章

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「どうだった?あの女のカラダ」


暗い部屋の中で、四つのモニター画面の光に照らし出される二人の男。



「あれは本物のマゾだと思うよ。

攻めれば攻めるほど濡らしてた。
ま、言葉攻めだったからかもしれないけど」


ずり落ち気味の眼鏡越しにモニターを退屈そうに見つめる男が嫌味っぽく言った。



するとモニターの置かれた机に脚を置くもう一人の男は気味悪く口を歪め、



「なーに、言葉攻めだけじゃなく、肉体攻めでも意識飛ばしてやるよ」


と煙草の煙を吐く。




「殴り倒して意識飛ばすのと快感で意識飛ばすのは全く違うからね。

紅は加減を知らない…こともないか。
女の子の歯を折ったことはないもんね」


と、机に頬杖をつき、尚も退屈そうにモニターを見つめる男。



「歯が抜けた女とか想像するだけで吹くわ。

まあ、殺しやしねーさ」


「当たり前だろ。

殺しちゃったらゲーム終わるし」


顔はモニターに向けたまま、視線だけを煙草を吹かす男に向ける。


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