淫獣医

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学校や職場では毎年のように「健康診断」が行われている。
もちろん、彼女の場合も同様・・・


マネージャーも太鼓判・・・というよりは、所属する芸能事務所でいつもお世話になっている医院らしい。

去年事務所に入ったばかりの美穂はここが初めてと いうこともあって、来る前にちょっとした心配を口にしたのだが・・・

「そこって・・・男のお医者さんですか?」

『あら美穂ちゃん、心配ナッシングよん。
 あの先生、全ッッッ然そんなの無いから』


『そうよ美穂さん。そこの先生、実力も大したものだけど、 医師として、人間としての本分をわきまえた方よ。』



『そうね、
 人格者という表現が一番しっくりくる人よ。
 実力は・・・カラダで知りなさい♪ 絶対気持ち良いか』



『ちょっと、変なこと言わないの!』


『バカはほっといて・・・そう、実力というか診察ね。
 あの先生の診察は触診がメインなの。  
 東洋医学も極めてるから、皮膚の上から診るだけでほとんどの疾患は見抜くわ。
 レントゲンやCTスキャン、血液検査はそれを視覚的・数値的に確認するだけなのよ』


『そ、そうなのよ。とにかく、触ってもらった方が確実ってワケ。
 私がそう言ってんだから信用しなさいって!』


そして美穂は医院へ向かった。




到着した美穂が目にしたのは、驚くほど小さな医院。




社長が小さい頃から「かかりつけ」だったというこの医院は雑居ビルの一角にあって、
看板がなかったら見逃すほど。

ぴんぽーん
「あの、予約の美穂ですけど・・・」
『はい、お待ちしてました。どうぞお入りください』
インターホン越しに応対した看護婦が案内する。

『きょうは美穂さんだけですから、大丈夫ですよ』


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