Brother

(1/7)


俺には兄貴がひとりいる。
頭が良くて、真面目で。
だからなのか、ちゃらちゃらした俺とは昔っから反りが合わなかった。
ずっと、犯してやりたいと思っていた。
自分はお前と違う、と。
そんな目で俺のことを見てくる兄貴。
そんな兄貴が可愛くて、犯して壊してやりたくてたまらなかった。



あの澄ました顔を涙と涎と精液で汚してやったら、どんなにすっきりするだろう。
いや、いっそ便器にでもして尻穴を晒してやろうか。
嫌だって泣いても叫んでも構わずに犯して、男を咥え込んでいないと射精もできない。
そんな体にしてやりたい。



俺はずっと、その機会を待っていた。
誰にも邪魔されることなく、兄貴を俺のものにするチャンスを。
そして、俺が高校2年の夏休み。
兄貴は受験が控えていたけれど、予備校にも行かず自宅学習だった。
両親は海外に旅行で、俺と兄貴の二人だけ。
チャンスだと思った。
幸い、両親は夏休みが終わるまで帰ってくることはないし、兄貴は一日中ずっと家にいる。
俺や兄貴が外に出掛けなくても、誰も不審に思うことはないだろう。

「兄貴ー、あのさぁ」
「…何だよ」

うっとうしそうに俺を振り返る兄貴。
でもさ、そんな余裕ぶってられるのも今のうちだよ?
そのうち泣いて許しを請うようになるんだ。
俺は自分の背中に隠していたスタンガンを確認すると、シカトを決め込んでいた兄貴の背に電気を当ててやる。
兄貴は低く呻くと、かくりと糸の切れた人形みたいにそのまま倒れて意識を手放した。

こんな簡単だったんだ。
もっと早く、こうしてやればよかった。
こんなに悩む必要なんてなかった。
俺は後悔もすることもなく、ただ嬉しくて笑いを抑えるのに必死だった。

心のどこかで、これでいいのかって思うけど、今さら引き返したって仕方ない。


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