貴女の字

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「よーこそ、イラッシャイマセ亜妃サン。」
「どうも、浦原さん。」

…私は、浦原商店の前でここの店主に迎えられている。
今日は内密な話があるからと聞いてやってきたのだが……
成る程、確かに少し様子がおかしい。

「浦原さ…」
「ささ、立ち話も何ですから中へ入りましょう。」

奥座敷に通されて聞いたのは、
成程、内密にもなる話だった。


「どうしたんですか、一体?」

「…」
…一瞬の、間。
その後に貴方は喋り始めた。

「……実はね、

僕は“こちら側の世界”にいるべきじゃない人間なンス。」


「……えっ?」


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- noa -