また巡り会う日まで

(1/4)


もうすぐ陽が落ちて、夜の闇が空に掛かろうと言う時間。

微妙な距離感を保ったまま
当てもなく僕達は歩いていた。

「…………亜妃サン…」
「もういいよ、喜助さん。」

酷く悲しげな、優しい声。
涙を含んだ声が悲しい。

「…僕が何かしたンスか?

貴女を傷付けたりしたなら、頭を下げますから、」

…もうずっと、この様な会話を店を出てから繰り返して今に至る。


前のページ次のページ

戻る

トップページへ


本日:63 前日:245

- noa -