理不尽な羞恥プレイ

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寒い風に吹かれながら庭を箒で掃いていた時のこと。

門を乱暴に開けてご主人様が帰って来た。

「お帰りなさい。ご主人様」

「ただいま。あのー綾香っ、勉強を教えて欲しいんですけど」

ご主人様は頭が悪い訳じゃない。

ただ真面目にやらずに追試を受けたり指導されたり…言うところの問題児だ。

そして毎回頭を下げに行くのが教育係で専属メイドの私の役目。

「…どうしたの?また追試?」

「はい。そうなんです…」

「…で?何の教科?」

「保健体育…?」

狙ったような笑みに眉を顰める。この思春期め…!!

「綾香は僕の教育係でしょう?」

「だ、だったら何な訳…?」

すごーく嫌な予感。まさか…?

「だから、僕に保健体育の補習をして下さい。もちろん実物で」

「や、嫌ぁあー!」

ぐいぐいとひきずられた私は成す術も無く連行された。

ノートと問題用紙を開いた拓哉が問題を読む。

「え…と…じゃあまず女性の体つきからですね」

ですね、じゃない。

「段々と丸み帯びて…あっ、綾香!コレ分からないですっ!!」

突然の呼び出しに何事かと耳を傾ける。

「ここ、の…女性は成長期に何が大きくなるんです?」

ニヤつきながら聞いてくる。こいつ…知ってるな…。

「…胸じゃないの」

「分かりました。…胸…と」

うぅ…あんな嬉しそうにしてる…。こんなの羞恥プレイだ…!

「後は…綾香、パンツ脱いで下さい」

「はぁ!?なんでそんなこと…!!」

あまりの理不尽な要求。

「ご主人様の命令ですよ。メイドの綾香さん」

こんな時に限って身分差を出すなんてズルイ。

その一言で私は逆らえなくなるのに…。


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