主従
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彼女は僕のもの。
それはずっと前から、ね。
「あっはぁんっ…!!」
「ははっそんなに声出しちゃってさっ…んっ、毎日やっててもこんなんじゃあね!」
僕は腰を突き上げながら、言葉で攻めた。
「ふああっ!!」
すると彼女は身体をびくつかせて、中をギュウッと締め付けた。
「えぇっ、もうイッちゃったの?これで十回目くらいじゃない?」
「っはぁ…そう゛じぃ…。」
彼女の目は少し虚だった。
でも、それが僕をまた興奮させる。
「僕がイくまで、だよ?」
「ぁ゛っ…ああぁ…」
彼女の声は出し過ぎて少し掠れている。
でもそれだけ、僕が彼女を乱れさせた、そう思えた。
彼女と僕は恋人関係と言うより主従関係。
僕が主で彼女が使用人ってかんじかな。
でも、愛していない訳じゃないけど、それよりも独占欲が勝っているだけだから。
「ああっ…!そぅじぃ…!」
「ん…そろそろイキそうだよ。」
僕がスピードを早めると、淫らな水音が鼓膜を揺すぶった。
「…っ」
「ああっ…!!」
その次の日、今日はちょこっと違うことをしてみよう。
僕はソファーに寝そべる由美に声をかけた。
「由美」
由美は、雑誌を読みながら返事だけした。
「何?総司。」
「しよ。」
一言そういえば、君は雑誌を閉じてこっちにむかってきた、
彼女は僕の言うことは絶対に聞く。
「いいよ。」
腕を首にまわす由美は僕を誘惑しているようだ。
僕は口の両端を吊り上げ、いった。
「じゃあさ、自慰して僕を誘ってごらんよ。」
僕がそういえば、いつもは、命令に対しわかった。とだけいってどんなこともやる由美だったが、自慰とは予想外だったようだ。
明らかに戸惑う由美はいつもの以上に可愛かった。
でも、僕はそれを虐めあげることが好きだから。
「早く。」
「でも…」
ためらう由美。
それならば、ね。