大好き

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「由美。ちょっと良いか?」


「ん?何、一君」


クラスメートの斎藤に呼ばれ、由美は
愛想良く振り返る


「すまない…後でで構わないのだが、これを先生に渡しておいてくれないか?俺は生憎、風紀委員の仕事が残っていてな…」


「うん、全然構わないよ。じゃあ、今から行ってくるね」


斎藤から封筒を受け取り、意気揚々と廊下に出ると、ドンッと誰かにぶつかった


「痛っ…ん、総司君…?」


「………」


見上げると、其処にいたのは
大好きな彼


由美と彼―…沖田総司は
付き合って間もない恋人同士


自分に会いに来てくれたのかと思い
由美はニコと総司に微笑みかけた


「何…?そんなニコニコして」


「え…?」


まさかそんな返事が来るとは思わず、
由美は思わず聞き直す


「総司君?」


じっと由美を見下ろす目は
囚われると背筋が凍り付きそうな程冷たく…


「由美。来て」

唐突に投げられた言葉に、
由美は黙って従うしかなかった――…


連れて来られたのは、
あまり人の出入りの少ない理科準備室


沖田は由美を部屋に押し込むと、
自分も入ってからガチャリと鍵を閉めた


「総司君…?」


「これで、君と僕のふたりきり…」


じりじりと迫る沖田にゾクッとし
由美は怯えたように後ずさる


「総司君…何、怒ってるの…?」


「さぁ…何でだろうね」


「総司く、きゃ!?」


ドサッと音をたて、机の上に押し倒され、
そのまま噛み付くように荒々しい
キスをされる


「んぅ!?…っ、」


思わず抵抗する相手に構わず、沖田は
自身の舌を割り込ませ、相手のモノと絡ませる


「ふぁ…、ん、ふぅ…っ///」


舌を絡ませ、歯列をなぞられ…
次第に体の力も抜け、沖田の舌の愛撫に応える


ツゥ…と唇の端からはどちらのモノとも言えない唾液が流れ落ちた


暫くしてから名残惜しそうに銀糸を引き、唇が解放される


「はぁ…ッ///、総司君…?」


「君は僕のことが好きなんだよね?」

何事も無かったかのように尋ねられる


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