BREAK

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ちゅんちゅんと小鳥が囀りが私の耳の中に段々大きく入ってくる。もぞもぞと真っ白なシーツを剥げば直接太陽の光が私の肌にあたって心地がいい暖かさ。
身体を起こすとつい先程までそこにいたであろう人がいない。
私はまだ開かない目を使わず、その人の匂いを見つけるために鼻を動かした。



するとなにやらおいしそうな匂いがしてきた。




「ん…」



私は目を擦りながら匂いの元となっているキッチンへ向かう。



「あ、由美。おはよ」


「総司…ご飯。」


「はいはい」


彼は笑いながらダイニングテーブルへ自分が作った朝食を並べる。


「ほら寝坊娘さん。ご飯ですよ」
「うるさーい」


くすくす笑う彼をよそに私は席につきあったかい朝食を前にする。何時も通り美味しい朝食を頬張ろうとしたとき。


「ちょっとまって」

「ん??」

「いただきます。」

「いただきます。」


忘れてた挨拶をして食べる朝食。




「由美さ女の子なんだから料理とかやったら??」

「いいのっ、総司がいるから」



「ははっ、そうですか。」


かちゃかちゃとスプーンとフォークの音が心地好い。


私達の朝はいつもこう。
私はこういう朝が好き。
総司が側にいる、朝が。









朝食を食べ終わり、私達はソファーに座る。




「今日は久しぶりに一緒の朝だね」

「うん。総司仕事忙しーもんね」



最近総司は仕事であんまり構ってはくれないのが最近の私の不満。
昨夜だって仕事から帰ってくるやいなやベッドへダイブ。


「あーつかれた」と連呼していたと思ったらいつのまにやら熟睡。私はしかなたく彼の大きい身体をちゃんと寝かせてそのとなりへともぐりこんで寝た。



だから一日一緒の今日は珍しい。


総司は私を脚の間に座らせ私の首筋に頭を沈めている。




「ちょ、総司くすぐったい…」


「んー??」


「んーじゃないでしょ」



総司は私の髪を掻き分け、うなじを舐めた。


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