お礼
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私には、好きな人が二人いる。
―仁王雅治
―柳生比呂士
の二人。
二人は、ウチの学校で人気の男子テニス部のレギュラー。
二人とも、すごくカッコよくて大好き。
優花は、テストで赤点を取ってしまい一人、教室で補習を受けていた。
「そのプリント、出来たら俺の所に持って来いよ。俺は、職員室に居るからな。」
「はーい。」
先生は、そう言い残すと教室を出た。
教室には、優花一人。
「はぁ」
優花は、大きな溜め息をつくと外を見た。
「あっ…仁王くんと柳生くんだ。」
優花の教室からは、テニスコートが見え優花は、仁王と柳生の姿を目で追っていた。
「カッコいい…///。いけないっ!!早く、これ終わらせないと…」
優花は、プリントに向い問題を解いていく。