友情
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1年の頃から、菊丸と大石と優花は仲がよかった。
3年になった今も仲が良い。
それは“友達”として……。
優花は、菊丸と大石が所属する男子テニス部のマネージャー。
部活の間も、3人で居ることが多い。
そんな仲よしな3人の友情が、壊れるときが刻々と近づいていた。
部活後――
「秀一郎、話って何?」
「あっああ……」
大石は、みんなが帰った後部室に優花を呼び出していた。
部室には、大石と優花の二人だけ。
「どうしたの?」
「優花……」
大石は、ゆっくりと優花に近づいていく。
ギュッ!!
「しゅっ秀一郎!?」
「優花……好きなんだ。」
チュ。
「んっ!!」
大石は、優花を抱き締め軽くキスをした。