Sugar
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氷帝学園男子テニス部、部室………
「ほら、優花口に付いとる。」
「ん。」
忍足は、彼女の優花を自分の足の上に座らせてお菓子を与えている。
しかし、今はミーティング中。
「忍足っ!!いい加減にしやがれっ!!今は、ミーティング中だ。部外者は入れるなっ!!」
その光景に我慢出来ず、跡部がブチ切れた。
「うっ………侑士ぃ」
跡部に怒鳴られ、優花は半泣き状態。
「あっすまん。すまん。跡部、いきなりなんやねん。優花がビックリしとるやろ。」
忍足は、優しく優花の頭を撫でなだめる。
「忍足、そいつは部員でもなければマネージャーでもねぇ。ここには、場違いだ。出せ。」
「は?何、言うてんねん。優花は、俺の彼女や。場違いなわけないやろ。」
「跡部……何言っても、無駄だと思うぜ。」
「チッ。」
向日の言葉に、跡部は諦めたかのように話しを進めた。
優花と忍足は、常に一緒。
忍足は、優花のことが可愛くて仕方ない。
そのため、つい甘やかしてしまう。