お家でエッチ

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斉木とは付き合って半年になる。

半年にもなれば、手も繋いだこともあるし、キスだって…。

そしてついに2日前の金曜日、斉木が…。

「理奈?」
「ん?なぁに?」
「日曜日、空いてるだろ」

"空いてるだろ?"って、空いてること前提なの…?
そんな疑問を浮かべつつも、何も予定は入ってなかったので、わたしはコクンと頷いた。

「僕の家に来いよ」
「え…?」
「誰もいないんだ。 だから理奈に来てもらおうと思って」

"誰もいない"…?
誰もいない?!
えっえっと挙動不審になっているわたしを見て、ニコっと周助は笑い、耳元でそっと囁いた。


「大丈夫。優しくするから」


その言葉にわたしの思考回路がオーバーヒートしたことは言うまでもない。

そんなこんなで、迎えてしまった日曜日。
今日は斉木が迎えに来てくれることになっている。

散々悩んだ挙句の果て、スカートを履いて行くことにした。
下着だって…一般的に勝負下着と呼ばれるような可愛いものを着けています…。
でも、何か誘ってるみたいじゃない?

自分の部屋の姿見の前でクルリと回ってみた。
おかしなところはなし。
でも、もうちょっとでも良いから、痩せとけばよかったな…。

―ピーンポーン―

インターホンの音に過剰に反応してしまう。

心臓がドクドクうるさかった。
あまりの緊張に、体が言うことを聞かなくなってしまって、動かない。

「理奈ーっ斉木くんよー」

お母さんの呼ぶ声が聞こえた。
その語調から、浮かれているのが分かる。

「(お母さん、斉木のこと、気に入ってるもんなぁ…)」

はぁ、と溜め息をつき、それから改めて気合を入れた。

「(もしかしたら、そんな展開にならないかも知れないし。大丈夫、大丈夫)」

そんな展開…。
なったらいいな、なんて思ってる自分がいた。
斉木なら…初めてをあげてもいい…。

「理奈ー何やってんの!早く降りてきなさい!」
「分かったぁー今行くー」

バックを持って、部屋を出る。
帰って来たら、一つ、大人になってるかもね。

玄関に着くと、そこでは斉木とお母さんが楽しそうに話していた。


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