強烈な快楽の波

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「ぅぅ…っ、ひく…っ」

寝息をたてている健次の隣りで、俺は必死に嗚咽を堪えていた。自分で震える躰を抱きしめ気持ちを落ち着かせようとするが、溢れる涙は止まらない……。

心を支配するのは哀しみと困惑、そして不安。

最近、健次が抱いてくれない……

同棲し始めの頃は毎晩と云っていいほど躰を重ねていた。俺が泣いて懇願するまで離してくれなかったのに……もう一週間近く抱かれていない。

どうして…?新しい恋人が出来たから…?俺捨てられちゃうのかな…

「ぅう…っ、ふぇ…」

そう思ったらまた涙が溢れてきた。

他の人と躰を重ね、愛を囁き合っている…そんなの考えたくない。でも現に思い当たる節は幾つかある。

最後に躰を重ねて以来、触れてくれなくなった。キスさえまともにしていない。

SEXだけが愛のカタチではないけれど…でも不安になってしまうんだ。

もう自分は愛されていないのかって…

「健次、ぅう…っ」

静かに眠っている健次を見て、涙が零れ落ちた。

こんなにも近くに居るのに、こんなにも遠い……

「んぁ…っ、ふ…んん」

気がつけば俺は、パジャマのズボンに手を忍ばせ自身を慰めていた。

くちゅ、くちゅ…っ

久しぶりの刺激にペニスは忽ち熱を帯びる。

「ふぁ…っぅ、ぁぁ…っ」

先端から溢れる愛液を指で絡めとり、根元から亀頭まで扱き上げた。特に敏感な裏筋やカリも弄くる。

「んぁ…っ、は…んんッッ!」

絶頂は直ぐそこまできていた。このまま射精してしまったら、ズボンや下着が汚れてしまう。けれどペニスを嬲る手を止めるコトができなくて……

「ひぁぁぁ…っ!!!」

びゅる――っ

俺は吐精してしまった。

放った精液が下着もズボンも濡らして、少し気持ち悪い。

でも自慰だけじゃ足りない。もっと快感が欲しい……

健次によって開発され淫乱になった俺の躰は、ペニスだけの刺激じゃ満足できなくなっていた。

躰の奥が……疼くんだ

俺は汚れたズボンと下着を脱いで、指を唾液で湿らせる。そして、疼く後孔にゆっくり挿入した。

「ぁあ…っ、ンン、ひぅぅ…っ」

久しぶりに異物を受け挿れたソコは、キツく閉まっていて痛みを感じた。けれど俺は指の抜き差しを繰り返す。痛みの後にある快楽を知っているから…

「ぅあ…っ、ぁ、あ…っやだぁ…何でぇぇ…ッ!」

指を精一杯奥に挿れても、一番イイ所に届かない。指だけじゃ足りない。俺は眠っている健次の下半身に目をやり、ごくっと唾を飲み込んだ。

もっともっと太くて長いの……

仰向けに横たわる健次のズボンにそっと手をかけ、脱がしていく。下着をずらせば、萎えていてもかなりの太さと長さを誇るペニスが露わになった。

それを掴みゆるゆると上下に扱いていく。鈴口部分を指で弄くれば、次第に透明な液が流れ出て、ペニスは熱を持ち始めた。

「……っん」

時折、小さく唸る健次。その顔は眠っている筈なのに、どこか恍惚としている。

ぐちゅぐちゅ……とペニスを扱く度に奏でられる水音が寝室内に響き渡る。

健次のペニスは完全に猛っていた。俺は手淫するのを止め、健次の上に跨った。そして自らの後孔を指で拡げつつ、完勃ちするペニスにあてがった。


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