「あぁ、おっぱい。大きいね……凄くいいよ」

(なにも、よくない……ッッ)

#美幸#は溢れそうになる涙を堪え、必死にこの痴漢に耐えていた。

痴漢は夢中で胸を揉み続ける。解放されたと思ったお尻や腰にはズボン越しに男のモノが擦り付けられていた。そのモノはズボン越しとはいえ、熱く存在感があった。

(さ、さいあく……っ)

男は電車の揺れに合わせて腰をふり、胸を揉む。
男性経験のある#美幸#にとっても、こんな一方的な性の捌け口にされて、感じることはなかった。

(はやく、おわって…)

そう思うものの、電車は急行だ。次の駅まで何分あるだろう。それに、しばらくこちらのドアは開かない。#美幸#はすでに絶望していた。


そんなことを考えている間も、痴漢行為は終わらない。胸は荒々しく揉まれ、男の手に弄ばれる。

「はぁ、はぁ……」

不意に男の息が#美幸#の耳を刺激した。

「ん……」

小さな吐息が漏れる。

(……しまった)

後悔しても遅かった。

「あ、れ、もしかして、ここ、弱いのかなぁ」

男は嬉しそうに言うと、#美幸#の耳に息を吹き掛ける。

「ーーーッッ!」

口を手で抑えピクピクと#美幸#は反応してしまった。



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