目が覚めると、私はベッドで眠っていた。
眠る前の記憶がない。どこで、なにをしてたんだっけ? やけに頭が重いし喉も乾いている。

「あぁ、やっと起きた」

声と同時に部屋に光が灯された。一瞬明るさに目をくらませつつも、視界に入った部屋は見慣れない部屋だった。次に声の主へと視線を向ける。

「#江村#……?」

それは、見知った相手だった。高校の時の同級生だ。

「驚いた顔してどうしたの? あ、もしかして記憶がない?」

#江村#はニタァと気味の悪い笑みを浮かべながら言った。私は思い出していた。そうだ、偶然#江村#と再開してしまったのだ。飲みに誘われ、断りきれず居酒屋に入った。そこまでは、覚えている。そのあとの記憶がなかった。

「#大野#、酔っちゃったみたいだから、家にはこんだんだよ」

(嘘だ。そんなはずはない)

私はお酒は強い方だ。薬という単語が頭に浮かぶ。

「まぁまぁ、いいじゃん。今、僕たちが二人っきりってことが大切なだけで、何で二人きりかなんて関係ないことだよ」

#江村#は相変わらず厭らしいにやけ面で私が横たわるベッドに近づいてきた。

「変わらないね、#大野#」

仰向けの私に馬乗りになり懐かしむ表情で見つめられる。

「ずっと、会いたかった」

そういうと、#江村#は私の唇にその唇を重ねた。やたらとかさついた唇だった。

「ずっと、ずっと、会いたかったよ」

#江村#はうわ言のように言いながら、キスを繰り返す。ついには口内を舌で犯し始めた。柔らかくてそして生ぬるい#江村#の舌が、私の舌に絡められる。歯茎をなぞり上顎を撫でる。

恋人、つまり好意のある相手にしかキスを許してこなかった私には、その行為はただの不快なものだった。

(早く、終わって……)

ねがうものの、キスは中々やまない。
かさついた唇が重ねられ、口内で舌が暴れ続ける。

終わるどころか#江村#は持て余した両手で私の体を撫で始めた。スカートを捲り上げ、太ももを撫で始める。男にしては細い指が内腿に沿わされる。さすがにピクリと反応してしまう。
触れるか触れないかの絶妙なものだった。

「はぁっ、はぁっ、#大野#の肌すべすべだ」

#江村#は呼吸を乱しながら脚を撫でる。

「きもち、わるい……!」
「何とでも言っていいよ。すぐによがらせてあげるから」

#江村#は脚を撫で上げる。その手を払いたくてもも動けない。

「……ぁっ」

#江村#の手が、下着越しに割れ目に触れるとぴくんと身体を震わせてしまう。

「声出ちゃったね」

にやけ面で男は言う。

「ちがう」
「そうなの?」

#江村#は疑うような視線で私を見ながら、不意にそこに指を沿わせた。そのまま手をさするように動かす。

体がピクリと反応してしまう。

(やだ、江村になんか触られて、最悪なのに……身体、熱くなってきちゃったよ)

私は必死に熱る身体を宥めようとした。しかし、快楽の波がそんな思考をすぐに飲み込んでしまう。

「…………ん……」

(声、出ちゃう)

じわじわと迫ってくる快感を、私は自覚せざるを得なかった。でも、認めたくない。

#江村#はふと秘所から手を離し、私の服とブを捲り上げた。

「ああぁっ、これが、#大野#のおっぱいか」

#江村#はその胸の谷間に顔をうずめる。

(き、きもちわるいっ)

ぞわぞわと全身が粟立つ。
顔を埋めたまま、両胸を乱暴に揉み始めた。

#江村#の吐く息を皮膚に感じる。最悪だ。

「ああ、柔らかくてすべすべ。最高だよ!」

#江村#は執拗にその行為を繰り返した。
羞恥にしっとりと肌が湿り始めた。

「…………ンッ……」

そんなタイミングで、#江村#は乳首を刺激始めた。といっても、指を添える程度の優しいタッチ。

私は溢れそうになった声をなんとか飲み込んだ。

#江村#はそんな私の努力を知ってか、胸を揉んでいたてで乳首を刺激し始めた。

びりびりっと今までにない、甘いしびれを感じる。




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